日常点検チェック・シート

【自家用貨物自動車等の日常点検チェック・シート】
平成12年5月からライトバン、トラック、バスなどの点検・整備の制度が変わり定期点検の項目も少なくなり、ますます日常点検は重要なものとなっております。特に、ライトバン、トラック、バスなどは乗用車と比べて走行距離も多いことから、クルマの健康状態をしっかりチェックし、事故を未然に防止するためにも日常点検を行いましょう。
●自家用貨物車 (ライトバン、トラックなど)は1日1回、運行前に日常点検を実施することになっております。

自家用貨物自動車の日常点検は、この点検項目についてチェックしてください。
 
 年 月 日
点検箇所
点検項目
判定・OX
ブレーキ
1.ブレーキ・ペダルの踏みしろが適当で、ブレーキのききが十分であること。
○※ブレーキ・チャンバのロッドとストロークが適当であること。
○※ブレーキ・ドラムとライニングとのすき間が適当であること。
 
2.ブレーキの液量が適当であること。  
○3.空気圧力の上がり具合が不良でないこと。  
○4.ブレーキ・ペダルを踏み込んで放した場合にブレーキ・バルブからの排気音が正常であること。  
5.駐車ブレーキ・レバーの引きしろが適当であること。  
タイヤ
1.タイヤの空気圧が適当であること。(含スペア・タイヤ)  
2.亀裂および損傷がないこと。  
3.異常な磨耗がないこと。  
※4.溝の深さが十分であること。  
バッテリ
※液量が適当であること。  
原動機
※1.冷却水の量が適当であること。  
※2.ファン・ベルトの張り具合が適当であり、かつ、ファン・ベルトに損傷がないこと。  
※3.エンジン・オイルの量が適当であること。  
※4.原動機のかかり具合が不良でなく、かつ、異音がないこと。  
※5.低速および加速の状態が適当であること。  
灯火装置
および
方向指示器
点灯または点滅具合が不良でなく、かつ、汚れおよび損傷がないこと。  
ウインド・
ウォッシャ
および
ワイパ
※1.ウインド・ウォッシャの液量が適当であり、かつ、噴射状態が不良でないこと。  
※2.ワイパの払拭状態が不良でないこと。  
エア・タンク
○エア・タンクに凝水がないこと。  
運行にお
いて異常
が認めら
れた箇所
当該箇所に異常がないこと。  

(注)※印の点検は、当該自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に行うことで足りる。
○印の点検は、エア・ブレーキを用いた自動車についての点検を示す。

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まめ知識:コラムシフト
ハンドルのすぐ近くにシフト・レバーを配置したもので、前席周辺を広く使えるメリットがある。最近はRV車に多く見かけられるようになった。