ドライバーの疑問を解消するQ&A

【Q5.定期点検整備では、
どういうところを点検・整備するのですか?】


A.
自家用乗用車の定期点検整備には1年点検と2年点検があり、故障を未然に防ぐための予備整備、また、クルマの安全維持と公害防止のために行うという、大変重要なものです。2年点検の代表的な点検項目は次の通りですが、整備事業場では、プロとしての知識と技術を生かしてきびしくチェックし、必要に応じて整備を行います。

代表的な点検項目
かじ取り装置
●ハンドルの操作具合
●ロッド、アーム類の緩み、がた、損傷の点検
制動装置
●ブレーキのきき具合の点検
制動装置
●ブレーキ・パッドの磨耗の点検
●ブレーキ・ディスクの磨耗、損傷の点検
●ディスク・キャリパの液漏れ、機能、磨耗、損傷の点検
制動装置
●ブレーキ・ライニングの磨耗の点検
●ブレーキ・ドラムの磨耗、損傷の点検
●ホイール・シリンダの液漏れ、機能、損傷の点検

走行装置
●ホイール・ベアリングのがたの点検
緩衝装置
●サスペンション取付部、連結部の緩み、がた、損傷の点検
●ショック・アブソーバの損傷、オイル漏れの点検
動力伝達装置
●ドライブ・シャフトの連結部の緩みの点検
点火装置
●点火プラグの状態・点火時期の点検
原動機
●ファン・ベルトの緩み、損傷の点検
●エア・クリーナ・エレメントの汚れ、詰まりの点検
原動機
●排気ガス・テスターを使ってのCO、HCなどの点検
公害防止装置
●公害発散防止装置等の点検